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ロシア銀行
ロシアの銀行・金融部門の改革は、ソ連末期の1988年に旧ソ連国立銀行とモノバンク制度の解体によりはじまった。その後、5つの専門銀行が外国貿易、農業、工業、等の分野別に設立された。また、同年、小規模私的企業による銀行の設立が可能となった。その後、ソ連崩壊と共に1992年から銀行の民営化がはじまり、ロシアでは多くの銀行が設立された。
主要なロシア銀行としては、ズベルバンク、ブネシェトルバンク、アルファバンクなどが上位に並ぶ。ロシアの銀行の数は1100行を超えるが、大半は事業規模が非常に小さいものである。これは、ロシアの銀行関連の法令があまり整備されていないため、簡単に銀行設立が可能なことが原因である。このような銀行は1998年のルーブル危機の際に大きな打撃を受け、返済不能に陥る銀行が続出した。
リーマンショック以来、ロシアの銀行の不良債権比率は増加しており、主要なロシア銀行の2009年末の不良債権比率は10%前後と予想されており、民間最大手のロシア銀行であるアルファバンクにおいてはその比率が20%まで悪化する見通しを立てている。
現在、ロシア金融市場に関するマクロ指標は否定的なものが多いが、原油価格が想定を大幅に上回っており、楽観的な状況を作り出している。これを反映しロシア中央銀行総裁は、ロシアの銀行業界の最悪期は脱した、とのスピーチをロシア銀行協会において行った。
日本企業のロシア進出の増加に伴い、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート銀行などがモスクワに、北海道銀行がサハリンに駐在員事務所を開設し、主にロシアに進出している日系企業のサポートを行っている。ロシアへの輸出代金は、米ドル、ユーロ、円など銀行を通じて外貨で受領するが、日本の一部の銀行がルーブル建てによる決済に応じている。2007年の外為法改正により、外為制限の大半は廃止された。
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